2023-06-08
命がけ
先日福島の郡山を訪れた。
”りとりと”というファスティング事業に携わらせて頂いているのだが、ファスティング中に摂るにんじんジュースのにんじんを作っている農家、小野寺さんの畑をお手伝いさせて頂いた。
幼い頃から野菜嫌いの小野寺さんが作るにんじん。
自分でも、なんで作っているんだろうなぁとおっしゃっている小野寺さんの作るにんじんはとにかく感動的に美味しい。
ファスティング中だからこそ良いものを体内に入れる必要があり、日頃はファスティング専用のドリンクを摂るのだが、小野寺さんのにんじんジュースでもすごく調子が良い。
この日は約1ヶ月後に収穫予定の玉ねぎの畑の草取り。
まぁ進まない。
午前中5人で2ライン終わらなかった。
『まぁ午後からは暑いし渓谷でも行きましょうよ』
と神の言葉を投げかけてくれた。
1日15時間機械に乗っている事もあるという。
午後は渓谷に向かいながら野山を駆け巡りいろんな植物を見せてくれた小野寺さんは野菜は食べないが
自然を愛し愛された人なんだな。
幼い頃から実家のお米作りを手伝ったり、無農薬の畑のお手伝いをさせて頂いたり、
農仕事には触れてきたが、正直これが毎日となると気が遠くなる。
近所の八百屋さんで玉ねぎひとつ38円。
農家さんの労力は明らかに含まっていない価格だ。
ましてや、小野寺さんのように農薬に頼らないで作るとなると考えられない程の
労力が注がれているのだろうがその対価は含まれないことが多い。
箱にピシッと収まるサイズで作る。
箱に収める為に操作する。
規格外や虫食いは売れない。
なんと不自然な世の中か。
畑に研修に来ている学生の方が、農家さんが正当に野菜を販売できる仕組みを作りたいと話してくれた。
小野寺さんのような命がけで取り組んでいる人に出会えたことに感謝
食を考えることは命を考えることだ。
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